どれくらいの人がこの曲を知ってるんだろう…
Aメロの一節目から歌詞が綺麗すぎるし、MVのいろんな解釈ができそうな感じも曲とマッチしている。
あの空の真ん中あたり
爪の跡みたいな
三日月が取り残されて
白みながら夜が明けてく
AKB48/Lyrics秋元康
新月の翌日か、新月の前日くらいの月齢の月がポツリと空に浮かんでいて、空の縁からだんだんとしらんでいく感じ。イントロから夜明け感ある。
部活で遠征に行くときに始発の電車に乗りながら「あぁ羊飼いの旅の感じだな・・・」と思いながらウォークマンで羊飼いの旅を聞いていた思い出。
楽曲データ
MVがマジでいい
この曲最大の魅力はミュージックビデオのストーリー性にあると思う。
You TubeにMVフルが公開されているのでぜひ見てください
歌詞もマジでいい
歌詞の主題は「羊飼い」が羊の群れを率いて新たな土地へと移動すること。
羊飼いは旅を始める
誰にも告げぬまま
山から山へ歩き始める
なだらかな斜面
静かに吹く風と光
鈴を鳴らして…
どこにある?
明日は…
どこにある?
未来は…
AKB48/Lyrics秋元康
単純に羊飼いが移動している描写ではなく、人生の決断とその道程のようなイメージもある。
秋元先生の書く人生の説教みたいな歌詞はどうしてこうも刺さるのか。
MVと合わせて歌詞を読むと深みが増すし謎も増す。
何あのMV…
謎のMVについて考えてみた
「羊飼いの旅」の歌詞は曲名通り、羊飼いが羊たちと山から山を移動しているような歌詞なんだけど、MVが意味深すぎて深い意味を考えてしまう。
MVの解釈については2chのスレがAKB48まとめんばーにまとまってるからぜひ読んで下さい。
個人的にへぇ~と思ったのは「マタイの福音書がモチーフ」って解釈。
私的には黒装束=羊飼い、白装束=羊で、ゆきりんがこの集団の長、まゆゆはこの集団の中心人物、こじはると玲奈は表向きは従うふりをしてるけどゆきりんを快く思ってない年長者的な役割だと思う。
もともといた土地(山?)では生活が難しくなって、みんなで違う山に向かおうとゆきりんが決めたけど、その土地を離れる儀式として「生贄」を捧げなくちゃいけない。
まゆゆがその「生贄」になることが決まって、本人もそれを受け入れる。
一方、こじはると玲奈は、移動の混乱に乗じて羊たちを連れてこの集団を抜け、自分たちが新たな集団の長になろうとしている。
それを知らない羊たちは甘い言葉に騙されてこじはると玲奈について行こうとするけど、事情に気づいた他の羊に止められる。
そして山を離れるとき、ゆきりんはみんなの記憶から「生贄」となったまゆゆの記憶を消すため呪文を唱える。
まゆゆの存在が記憶から消えた羊たちは祭壇に横たわるまゆゆを疑問に思うこともなく、羊飼いに付いて移動を始める。
唯一まゆゆを覚えているゆきりんだけが最後に振り返ってまゆゆに笑いかける。別れの意味なのかも。
人生に置き換えるならゆきりん=決断した自分、まゆゆ=諦めたこと、こじはる・玲奈=決断を揺るがす誘惑、って感じだろうか。
「夢では食べられない」からその後の人生を生きるために「夢」を「生贄」に差し出す。現実を理由に夢を諦めることなんて何度もある。そしてその夢に惑わされることもある。
そんな人生の描写なんだろうか。
一度も披露されてない
2011~2012年頃のカップリング曲ってリクアワにランクインするかチーム曲でもない限り披露する場がほぼなかった気がする。
ライブや公演でやってるところを一度も見たことがない。まあ盛り上がる曲じゃないからしょうがないとも思うけど。
オリメンかつセンターのゆきりんが唯一人残っているので、なにかの間違いでいいからやってほしい。
風の中 口ずさむのは
遊牧の愛の歌
山々に木霊するのは
幸せなこの旅の
ゆっくりした時の流れ
AKB48/Lyrics秋元康
この歌詞が一番好き
終わり